讃岐うどん
讃岐うどんといえば、コシが強くつるつる喉ごしがいい麺に、いりこのうまみが凝縮されたダシが特徴です。食文化としても深く根付いており、香川県内には実に多くのうどん屋さんがあります。
雨の少ない香川県では小麦の栽培が盛んに行われたことから、うどんが日常的に食べられるようになりました。また、だしに欠かせないいりこがよく獲れること、うどんに欠かせない塩の産地だったことなどもあり、全国的に有名な讃岐うどんの文化が確立しました。さらに、早く、安く、おいしいうどんが食べられるよう、セルフ形式のうどん店が数多くあります。(→詳しくは、讃岐うどんのキホン)
香川県の中でも、中讃と呼ばれる丸亀市や坂出市に特にうどん屋さんが多く、休日には多くの観光客が訪れます。このページでは、香川県内のうどん屋さんを地域別に紹介していきます。
宇多津町
綾川町
善通寺市
香川の讃岐うどんに関して補足しておきます。
うどんの店舗には大きく分けて三種類あります。
・一般
・セルフ
・製麺所
順番に解説していきます。
【一般】
普通の飲食店と同じく、入店したらまずは席に座ります。
席にはメニューが置かれていて、店員さんを呼んで注文し、料理が届くのを待ちます。
食べ終わった後は、そのまま立ち去ります。
店によっては、お水やおしぼりがセルフだったり、食後の器を自分で返却口にもっていったりというシステムのところもありますが、特別なとこはありません。
セルフ店にも言えることですが、麺を自家製で作っているところと、製麺所から仕入れているところがあります。
【セルフ】
回転率の高いうどんならではのシステムで、入店するとまずは注文口で麺を注文します。
麺やダシが器に盛られた後(もしくはそれまでの待ち時間)、レーンに沿って移動しながら、トッピングをとっていきます。
大きなてんぷらが定番ですが、おにぎりやおでんを出しているところも多いです。
レーンの最後で会計して、お水やおしぼりを自分で準備して席に座って食べます。
食べた後は、速やかに器を返却口に返します。
セルフといってもシステムは様々で、料金は前払いであとはほとんど店員さんがやってくれるところから、麺を茹でたりダシを注いだりまでを自分でやるところもあります。
初めての店では戸惑い、後ろに列ができるので焦りますが、前の人のを見習うか店員さんに聞くかすれば何とかなります。
【製麺所】
もともとは麺の加工工場だったところが、その一角で店舗として営業しています。
狭い範囲での営業なので、セルフ形式が多いです。
また、工場なので繁華街から離れた山奥に立地していることも多々あります。
基本的にびっくりするぐらい安いです。
観光用ではなく、地元の人が日常的に利用しているからこそです。
麺の量は選べますが、店によって基準が違うので、少な目で注文したほうが安心です。
たくさんトッピングするのも楽しいですが、遠くから来た人はシンプルなメニューを注文して何件かはしごするのがいいのではないでしょうか?
朝早くからやっている店が多く、昼過ぎには閉まるところが多いので注意しましょう。
また、麺が売切れ次第終了するところや、休日には営業していないところもあるので、どうしても行きたい店がある人は事前に調べておくべきです。
ものすごくたくさんのお店があるので、もし閉まってても近くの店に入れるので、安心してください。
うどんの種類
うどんの主な種類は以下です。
【かけ】※
温かいだしに麺を入れたシンプルなうどんです。
あっさりしただしに、天ぷらを浸して食べると最高です。
こだわにのだしを存分に楽しむことができ、甘辛い肉のトッピングがよく合います。
【ぶっかけ】※
冷水で締めた麺に、濃いめのだしを少量かけ、かき混ぜて食べます。
レモンや大根おろしのトッピングが定番で、讃岐うどん独特の麺のコシを存分に楽しめます。
【ざる】
ザルに取った麺を、ネギやショウガと一緒につゆにつけて食べます。
つるつるとした触感とのど越しを楽しめるので、夏にぴったりです。
【釜揚げ】
茹で上げた麺をゆで汁とともに器にとって、つゆにつけて食べます。
冷水で締めないので、表面が柔らかくふわふわした触感になります。
生卵を絡めた"釜たまうどん"が有名です。
※店によっては、だしや麺の 冷たいor温かい を選べます。