仁淀川(によどがわ)は、高知市の西側を流れる一級河川です。 水の透明度が非常に高く、仁淀ブルーといわれる透き通った青色が有名です。
今回は、仁淀川の中流から上流に移動し、以下の観光スポットを巡りました。
①波川公園、②名越屋沈下橋、③中津渓谷、④安居渓谷
ルートは下図の通りで、それぞれのスポットについて紹介していきます。
波川公園 周辺
伊野ICで高速を降り、西に進むと仁淀川に突き当ります。 突き当った場所は、川幅が広く緩やか流れになっています。 河原では、キャンプやBBQを楽しむ人、カヌーなどのマリンレジャーを楽しむ人が大勢いました。
川沿いにはそらやま街道が並走いて、ドライブしながら仁淀川を間近に見れます。 街道沿いを北上すしていくと、川幅が広くなったところでまたレジャースポーツを楽しむ人が見えました。 川はきれいな淡いグリーン、背景には山々の深い緑です。
名越屋沈下橋
しばらく川沿いを走ると、 名越屋沈下橋 があります。 川が増水した際には水中に沈むようにできている、高知県ではよく見られる橋です。 その中でも、名越屋沈下橋は、特に全長が長いものになります。
看板に従ってそらやま街道をわき道に逸れると、道幅の広いゾーンに観光客の車が数台停めれていました。 同じように駐車して橋に近づくと、きれいな川の上にまっすぐに伸びる沈下橋が見えました。 観光客でしょうか、若いカップルが数組写真を撮っています。
正面から見ると、まっす対岸に伸びる橋がきれいですね。 周囲の大自然も相まって、心が癒されます。 橋の付け根には小道があって、川に触れるぐらいまで近づけます。 下から見ると、橋の形がまた違って見えます。 この橋は地域の生活道として使われているので、邪魔をしないように気を付けてください。 道幅が狭くてすれ違えないので、車で渡ることはお勧めしません。
駐車場から徒歩五分ほどで、中津渓谷に着きます。 この渓谷は広い県立公園になっていて、観光スポットが点在しています。お勧めは、龍神七福神巡りをして、雨龍の滝を見に行くコースです。 川沿いの遊歩道の各所に七福神の像が設置されていて、オリエンテーリング感覚で進みます。
遊歩道はかなり険しい渓谷に作られていて、手を伸ばせば触れるぐらいのところに川があります。 きれいな色の流れの向こうに、七福神の像が見えます。 遊歩道には、こうした像が七つあります。
小さい橋もあり、いい感じに苔むしていて、まるでジブリにでも出てくるような風景です。
さらに遊歩道は続き、渓谷の奥へ奥へと進んでいきます。 後半は、渓谷が切り立った崖になっているので、川の上を両岸を行き来するように道が作られています。 橋や階段にそれぞれ個性があって、遊歩道自体がアートのようです。 日が当たって川の色が淡い青色に見え、とてもきれいです。
ようやく滝が見えてきました。 赤い橋を渡った先が雨龍の滝です。 橋を渡る前から、水しぶきがものすごいです。
滝に一番近いところまで行くと、滝の轟音と水しぶきで、落ち着いてカメラを回すことができないほどの迫力です。
遊歩道の帰り道、あまりにものどが渇いたので川の水をのみました。 冷たくて、口当たりがやわらかくて(かなりの軟水?)めちゃめちゃ美味しかったです。
安居渓谷
中津渓谷から40分ほど北上すると、安居渓谷があります。 たどり着くまでの道は、半分以上がすれ違えない山道なので、注意してください。 渓谷のすぐ近くには、広い駐車場があります。紅葉の名所らしく、シーズン中には車でいっぱいになるらしいです。
この渓谷も広い県立公園になっていて、滝を中心にたくさんの観光スポットがあります。 今回は、駐車場から比較的近い飛龍の滝を目指します。 車道を徒歩で進みますが、真横にはきれいな川が見えます。
10分ほど歩くと、河原に降りれる場所があります。 川には簡素な橋が架かっていて、渡った先には飛龍の滝への道があります。 その先には川のわきに作られた、細い小道が続きます。
どんどん先に進んでいくと、森が深くなってきました。 歩道がさらに細く、険しくなってきます。 川の水は、より一層透明度が増してきたように見えます。
いよいよ道ではなくなってきました。 でこぼこした岩の上を歩きます。 深緑の木々と、苔むした岩、その間を流れる川の景色は、もののけ姫のワンシーンに出てきそうです。 なんだか神聖ささえも感じます。
坂を登りきると、ようやく滝が見えました。 ちょうど飛龍の滝に日が当たり、水が白く輝いて見えます。 高いところから落ちて岩肌にあたり、そこから広がる水の流れがなんとも美しいです。 人と比べうると、そのスケールの大きさが際立ちます。
大量の水が落ちる迫力もさることながら、滝つぼの水がなんとも美しいです。 日の光に照らされて、宝石のように美しいエメラルドグリーンです。
この他にも、昇龍の滝や背龍の滝など、多くの滝があります。 また、さらに山奥に進んだ所には、水晶淵と呼ばれる、水の色が非常にきれいな場所があります。 今回、私は行けなかったのですが、興味のある方はぜひ行ってみてください。
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