愛媛 しまなみ海道サイクリング

今治駅から降りてすぐのところに、今治駅臨時レンタサイクルターミナルがあります。 高架下に自転車が並べられていて、格安でレンタルできます。

(2020年に 今治駅前サイクリングターミナル がオープンしたので、今は臨時はなくなっているかもしれません。) 

1000円ちょっとでクロスバイクを一日レンタルできます。 ゴールの尾道までのルートのところどころに拠点があり、乗り捨ても可能です。

まずは大島を目指します。 サイクリングロードは、車道の脇に水色のラインが引かれているので、それに沿って行けば迷いません。 折れ曲がりやルートが分岐することもあるので、地図や看板を確認しましょう。 

四国と大島を繋ぐ来島海峡大橋が近づいてきました。 橋を登るためには、長い坂を登らなくてはなりません。 苦労して登りきると、橋の車道の横に自転車の専用レーンがありました。 自転車は通行無料のようです。 橋を渡るときは海風が心地よく、高いところから瀬戸内海のきれいな海が見渡せました。 真下にきれいな砂浜が広がっていました。 結構な高さがありますね。

橋を渡りきると、大島の山の中を走ります。 結構アップダウンがあります。 しまなみ海道の橋は結構な高さがあるので、島から橋に行くたびに長い上り坂になっています。 大変ですが、登り切った時の橋からの絶景は格別です。 しばらく走ると海岸沿いの道に出て、次の伯方島につながる大島大橋が見えてきました。

橋を渡りきると、伯方の塩で有名な伯方島です。 伯方島では海岸沿いを走ります。 途中、道の駅  マリンオアシスはかた に立ち寄りました。 砂浜に隣接した施設で、塩を使ったスイーツが楽しめます。 広い砂浜では、海水浴をしている子供たちもいました。 今通ってきた大島大橋も見えます。 すぐ近くには、イルカに触れ合える施設もあるようです。

次は大三島を目指します。 間の大三島橋までは、やはり長い坂道を登ります。 大三島橋は短いですが、ユニークな曲線の形をしていて、下から覗くのも面白いです。

橋を渡りきると、大三島のサイクリングコースはすべて海岸沿いです。 コース横はすぐ海なので、場所によっては浅瀬の砂浜が広がっていて、南国のピーチのような色合いです。 手前にはキラキラ光る水面、奥には独特な形をした多々羅大橋が見えます。

生口島につながる多々羅大橋のすぐふもとには、 多々羅しまなみ公園 があります。 大きな道の駅になっていて、自転車やバイク、車で来た人達がたくさんいました。 多々羅大橋がよく見えるこの場所は、サイクリストの聖地と言われています。

ここからはまたもや急な登坂です。 橋での絶景と快感のために必死に登りました。

橋を渡りきると生口島です。 生口島も海岸沿いを走るのですが、距離は長いです。 途中に、瀬戸田サンセットビーチ があります。 広いビーチに大きなアート作品が設置されています。 飲食店やバーベキュー施設もあり、車で来ている人が大勢いました。

道中、観光施設がいくつかありましたが、今回は時間がなかったので飛ばしました。 しばらく自転車をこぎ続け、因島とを繋ぐ因島大橋までたどり着きました。

本当は因島のはっさく屋さんの名物 はっさく大福を食べるつもりでしたが、なんと休業中。 橋よりずっと高いところにあるお店まで登って知ったので、この時が一番ショックでしんどかったです。 一度海の近くまで戻り、因島アメニティ公園で休憩しました。 公園のシンボルなのかわかりませんが、大きい恐竜のモニュメントあがありました。 

この場所から次の因島大橋に向かって進むと、巨大な橋を下から見ることができました。

渡った先は、最後の島 向島です。 ここまでくると疲労もたまって来ましたが、サイクリングが終わりに近づいているという寂しさを感じ始めました。 きれいな浜辺を見ながら走り、途中で振り返るとさっき渡った因島大橋の全景が見れました。 直線と曲線がきれいに調和した美しいデザインです。

途中、離島の岩小島にかかる赤い橋がありました。背景に見えているのは本州です。

そのあとも自転車で走り続け、最後はなんと船で渡ります。 本州までは泳いでいけそうな近い距離ですが、この間を尾道渡船に自転車を乗せて渡ります。 これもなかなか無い体験なので、なんだかワクワクしました。 車で来た人は、自動車用の橋が別の場所にかかっているので安心してください(尾道渡船にも車は積めます)。船に乗り込み、ほんの数分で対岸に着きます。


橋を渡ってしまえば、広島の観光地 尾道です。 尾道港のすぐ横にレンタサイクル最後の拠点があるので、そこで自転車を返却し、今回の旅は終わりました。 この後、ONOMICHI U2に隣接する場所にコインシャワーの施設があったので、そこで汗を流しました。 広くて着替えもできるので、サイクリストにはとっても便利な場所です。

天気も良く、程よい疲労と達成感を感じていい旅でした。次回は、もっとゆっくり時間をとって、島の観光をしながら渡りたいと思います。

観光地の紹介

四国の観光地について紹介します。 他の都道府県の一人旅も合わせて紹介します。 讃岐うどんについての特集記事もあります。